「保育園見学って何を見ればいいの?」
「何か聞いといた方がいいことってあるの?」
皆さん、こんにちは!ばさぱん(@basapan59)です
今回は、保育園見学をするのに、見るべきこと、聞いておいた方がいいことを調査し、実際に現役保育士さんにも聞いてみたことをお伝えします!
先日初めて保育園見学をしましたが、どこを見ると子どものためになるのかサッパリ分からず、知人の保育士さんに相談しました…(初めからやっとけば良かった…)
大事な子どもの預け先だから失敗したくないよね!
見学が終わった後、入園を見据えて準備が必要なモノを見学時に確認するのもオススメです
こちらの記事に入園時に必要になることが多い物をまとめていますので、見てみてくださいね
そもそも保育園見学とは?
保育園見学とは、HPやパンフレットだけでは分からない情報を得るため行うのが一般的です。
一部の保育園では、入園申請の条件になっている場合もありますが、保育園見学は基本的に任意
ただ、保育園見学の一番の目的は「思っていたのと違った…」というミスマッチを避けることです。
- 行事がいっぱいで楽しそうだと思ってたけど、実は両親の準備が必要ですごく大変だった…
- HPを見て保育士さんの数がいっぱいいると思ったら、実はほとんどパート職員さんで全然子どもを見てくれない…
- 園の中がすごい静か…子どもたちがのびのびと過ごせてなさそう
こんなことにならない為に行うんです!
「しないとダメ」というものではないけれど、「した方がいい」ことは間違いありません!
そうは言っても、自分が卒園したのは何十年も前だし…どこを見ればいいのか分からないよ
僕も始めはそう思ってました!
皆さんには後悔して欲しくないので、これから説明していきます!
厚生労働省が発表している「よい保育施設の選び方 十か条」
実は、厚生労働省が良い保育園の選び方のガイドを発表しているんです。
- まずは情報収集を
- 事前に見学を
- 見た目だけで決めないで
- 部屋の中まで入って見て
- 子どもたちの様子を見て
- 保育する人の様子を見て
- 施設の様子を見て
- 保育の方針を聞いて
- 預けはじめてからもチェックを
- 不満や疑問は率直に
厚生労働省HPより引用
この中から、保育園見学に関係があるのは、①~⑧ですね
それでは1つずつ見ていきましょう!
良い保育施設の選び方① まずは情報収集を
市区町村の保育担当課で、情報の収集や相談をしましょう
最近はご近所付き合いも中々希薄な地域が多いですよね。
更に言えば、出産を機に引越しをしたご家庭も多いのではないでしょうか。
そんな時は市区町村役所の保育担当課 窓口へ行ってみてください
保育園の入園手続きに必要な書類もあるので、そちらを確認できますし、
なんなら提出先も同じ場合が多いですので一度伺ってみることをお勧めします!
思った以上に必要書類が多いし、場合によっては自分が勤める会社に依頼しなきゃいけない場合もあって時間がかかるので、早めの確認をおすすめします!
良い保育施設の選び方② 事前に見学を
決める前に必ず施設を見学しましょう
(中略)2つ以上の施設を見学することをおすすめします。
できれば、時間帯を変えて2回見たり、行事のときなどに参加しておけば、保育の様子がよりわかります。
そのときに利用者から園の様子を聞くことができれば、さらによくわかるでしょう。
特におすすめしたいのが、保育時間終了後1~2時間経った頃です!
保育終了後にどれだけ保育士の先生方が残っているのか(=どれだけ残業をしなければならず、先生方に余裕がないか)がわかるからです
実際に何人残っているか等は外からだとわからないとは思いますが、明かりをついてる部屋が多いようであれば少し慎重になった方が良いかもしれません。
余裕がないと、人を気遣うことって難しいですよね。
保育士さんでも同じことがいえます
良い保育施設の選び方➂ 見た目だけで決めないで
キャッチフレーズ、建物の外観や壁紙がきれい、保育料が安いなど、見た目だけで決めるのはやめましょう
子どもにとって大事なのは、「子どもにとって過ごしやすい環境か」に限ります。
建物の外観が良かったら子どもがすごしやすくなるのか?
保育料が安いということは保育士さんの業務にシワ寄せが言ってるのではないか?
そう考えると、これらの項目にあまり良い関係は無さそうですよね
ただ現役保育士さんに聞いたら、部屋内装の様子は結構参考になるみたいですよ
この後、詳しく書きますね
良い保育施設の選び方④ 部屋の中まで入って見て
見学のときは、必ず、子どもたちがいる保育室の中まで入らせてもらいましょう
子どもが寝てる時間等は難しいかもしれませんが、自信のある保育園は見せていただけます
実際に保育室の中に入って、子どもにとって安全か?十分な広さがあるか?は必ず確認してください
良い保育施設の選び方⑤ 子どもたちの様子を見て
子どもたちの表情がいきいきとしているか、見てみましょう
子どもたちにとって良い保育園なら、もちろん子どもたちが笑顔いっぱいで元気に遊んでいることが想像できますよね
もし子どもたちがずーっと静かなままである、とかなんだか俯いてる子が多かったら要注意です
良い保育施設の選び方⑥ 保育する人の様子を見て
保育する人の数が十分か、聞いてみましょう
(中略)人手が足りなければ、おむつを余り替えない、ミルクを決まった時間しか与えない、赤ちゃんの目を見て話しかけない、テレビをつけっぱなしにしてテレビに子守りをさせるなど、手を抜くことができますが、子どもの成長・発達にとっては、問題なのです。
確認したいのは、保育する人の数、保育士資格保有者の数、保育士さんが笑顔かどうか、若手中堅ベテランとバランスよくいるか の四点です。
保育する人の数が、保育士さんの心の余裕=子どもたちへの丁寧さ に繋がりやすいです
ここで1つ気を付けて欲しいのは、常勤の保育士さんの数を必ず聞いてください
誤魔化す保育園では、パートタイムで働く職員の方も含めた人数を伝えてくることがあります
パートタイム職員の方だから悪い!ではなく、常に子どもに対して人手が十分にあるのかといった視点で確認してみてくださいね
話を聞くと、小学生の学童もやっていてその時間だけパートさんに来てもらっている、みたいな所もあるよ!
また、子ども園によく聞くことですが、保育士資格を持たない方も職員になれますので、プロではない方の人数で誤魔化している園も残念ながらあるので注意がひつようです。
何かトラブルが起こった際に、やはりベテランさんがいると上手く解決できたりします。
また、そもそも組織として色んな人材がいる方が健全ですので、偏った人材しかいない園はどこかにシワ寄せがある可能性があり、注意が必要です
良い保育施設の選び方⑦ 施設の様子を見て
赤ちゃんが静かに眠れる場所があるか、また、子どもが動き回れる十分な広さがあるか、見てみましょう
遊び道具がそろっているかを見て、また、外遊びをしているか聞いてみましょう
陽あたりや風とおしがよいか、また、清潔か、見てみましょう
災害のときのための避難口や避難階段があるか、見てみましょう
十分なスペース有無によって、子どもの肉体的精神的な安全に繋がります
走り回り盛りの5歳児の真横で0歳の赤ちゃんが眠っている みたいな環境は見たくないですよね
園庭はあるか、無いなら走り回る為の部屋があるか、遊具はあるか、絵本や積み木等のおもちゃは園児の数に対してどれくらいあるか は確認しておきたいですね
遊べなくてぼーっとするしかない、みたいな子どもを見るのは嫌ですよね
また、部屋にホコリがたまっていないか等の衛生環境は、アレルギーや喘息の原因になるので注意が必要です
最近は商業ビルの1フロアで保育園をしている所も多いです。そうすると地震や火災の際に我が子の安全はどう守ってくれるのか確認しておいた方がいいですよね
良い保育施設の選び方⑧ 保育の方針を聞いて
園長や保育する人から、保育の考え方や内容について、聞いてみましょう
何を大切にしているのかは親として知っておきたいですよね。
教育に力を入れてエリートを育てるのか、子どもたちそれぞれが興味のある事を伸ばしてあげるのか、とにかく自由にすくすくと成長させたいのか 園によって特色が分かれる所です。
良し悪しも勿論ありますが、自分の子どもにどうなって欲しいのか、しっかり考えてから入園させたいですね!
正直全部0か1か、というより親が思うバランスとどれだけ近いかだと思います
現役保育士に聞いた 見ること&聞くこと
ここでは、実際に現場で働いている現役保育士の知人に、見ること&聞くことを訊ねてきたので、ご紹介します!
(※あくまで個人の意見ですので、ご参考程度に受け止めてください)
現役保育士に聞いた 見ること&聞くこと① 部屋に砂・ホコリがたまっていないか?
部屋に砂やホコリがたまっているほど、掃除する余裕がない(=ブラックだから、保育に余裕がない) ということらしいです
確かに、家庭でも忙しくなった時に真っ先に削られるのが、毎日の掃除ですよね
掃除って砂やホコリがたまっていると、子どもの健康上にも良くないですし、無いに越したことはありません
現役保育士に聞いた 見ること&聞くこと② おもちゃの数・絵本の数は十分か?新しいものはあるか?
おもちゃでどの子どもも遊べるか?と言うのが大事なのはもちろんですが、「新しいものがあるか?」も確認ポイントのようです
新しいおもちゃや絵本が買える=お金に余裕がある となり、子どもたちに向けてしっかりとお金を使ってくれる園となります
確かに、おもちゃや絵本など頻繁に使うものはすぐに傷みますし、それを何年も買い替えてないようであれば少し注意してみた方が良いかもしれませんね
現役保育士に聞いた 見ること&聞くこと➂ 送迎ルートに無理はないか?
パパママの送迎に無理はないかはよく確認した方がいい です
共働きのご家庭が多いと思いますし、そうなると出勤前退勤後の送迎になるかと思います
そこで帰り道から遠回りして30分、となると必ずパパママに疲れが出てしまい、敏感な子どもたちはそれを察してしまいます
子どもを笑顔にするために働いているのに、子どもが気を遣うようになっては本末転倒ですよね
現役保育士に聞いた 最後は正直「運」!
「身も蓋もないけど、最後は結局『運』だよ」
ってなんじゃそりゃ~~~~~~~~!ってなりました。
ここまで真剣に考えてきたのに、最後は『運』って、そらないぜ!と。
ただ私の場合、話を聞くと少しは納得できました。
まず、運要素① 担当保育士さんは入れ替わるもの
保育士さんはなんだかんだ言っても女性が多く、育休産休でお休みに入られたり、ライフイベントで転職なさったりと流動的なご職業の為、見学の時にいいな~と思った方がいるかは分からない とのことでした。
確かにそう言われると、自分の時の先生も毎年変わってたな~と思いました
運要素② どんな同級生になるか分からない
これはそのままの意味で、一緒に遊ぶ友達や気の合う友達がどれだけいるかは本当に運 ですよね
ある程度、地域柄のようなものは出るかと思いますが、それが子どもに合うのかはまた別の話です
運要素➂ 認可保育園なら最低限は、国が作った決まりに沿って保育しているので、違いが出にくい
これは認可保育園ならと言うお話ですが、そもそも認可保育園では国等が決めた要綱に沿って保育カリキュラムを実施しているそうで、実際色んなことを言っていると思うけど大枠は変わらないよ とのことでした
だからこそ運要素①②にある、『人の運』によるところが大きいのだ と。
言われてしまえば、「ま~、たしかにな~」と納得しました
まとめ
いかがだったでしょうか?
子どもにとって1日の大半を過ごすことになる大事な保育園。ちゃんと見て感じて選んであげたいですよね
パパママお子さんにとって有意義な保育園見学になりますように!
それでは!毎日の育児お疲れ様です!